COLUMN

健康コラム

500字で読むクスリ

2026.08.25

もし、明日、大きな地震が起きたら
あなたの手元に、いつもの薬はありますか?

  • お薬手帳
  • 処方薬
  • 生活習慣病
  • 防災の日

世界で起きるマグニチュード6以上の地震の約7回に1回が、日本で発生していることをご存じですか?※1 さらに近年は、台風や豪雨などの自然災害も増え、いつ災害に遭ってもおかしくない環境で、私たちは暮らしています。

防災のために備えておくものとして、食料や水などを思い浮かべますが、「薬」の備えも大切です。災害が起きると、病院や薬局がいつも通り利用できるとは限りません。ケガをしなくても、避難生活の疲れや暑さ・寒さ、環境の変化などで体調を崩したり、持病が悪化したりすることがあります。そこで、ぜひ覚えておきたいのが「薬のローリングストック」です。とくに高血圧や糖尿病、心臓病など持病の薬を服用している方は、7日分程度を目安に確保しておくと安心です。処方薬が少なくなってきたら、早めにかかりつけの医師に相談し、薬を切らさないように備えておきましょう。

「薬のローリングストック」でポイントとなるのが、「災害用の薬」として別に用意するのではなく、先にもらった薬から使い、新しく受け取った薬を非常用に回すこと。これなら無理なく、処方薬を新しい状態で備えておけます。もちろん、持病の薬だけでなく、総合感冒薬や解熱鎮痛薬、胃腸薬、絆創膏、消毒薬などの市販薬も、いざというときにあると安心です。

そして、薬と一緒に忘れず準備しておきたいのが「お薬手帳」。服用している薬やアレルギー、副作用歴などを医療従事者に正確に伝えるための大切な情報源です。紙だけでなく、電子版のお薬手帳やマイナ保険証を利用しておくと、かかりつけの病院・薬局に行けない場合でも治療の継続に役立ちます。※2、3

9月1日は「防災の日」。この機会に、非常食の賞味期限だけでなく、「薬の備え」もチェックしてみませんか?

参照資料

※1 総務省「白書 <令和2年版 > 世界のマグニチュード6以上の震源分布とプレート境界(2010年~2019年)」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd121140.html

※2 首相官邸「災害が起きる前にできること」
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html

※3 東京都公式動画チャンネル「おくすり講座 知って備える。薬にまつわる災害時の心構え」
https://tokyodouga.metro.tokyo.lg.jp/2zc9gejrp_q.html

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